神木隆之介さん主演の朝の連続テレビ小説「らんまん」が始まりました。
植物学者の牧野富太郎博士をモデルにした内容で、土佐が舞台のため土佐弁独特の言い回しや発音も楽しみのうち。
今回は、第1週「バイオウカレン」の中で気になった「山椒もち」や「こしき倒し」について調べてみました。
あらすじもご紹介していくので、ぜひ楽しんでください。
もくじ
第1週「バイオウカレン」あらすじ
主な登場人物
「らんまん」第1週に出てくる主な登場人物をご紹介します。
槙野万太郎(神木隆之介)
- 主人公(植物学者 牧野富太郎がモデル)
- 体が弱く、すぐ熱が出たり走ると苦しくなったりする
- 植物が大好きで、観察しながら墨で植物を描いている
- 幼少期は森優理斗、小林優仁が演じる
タキ(松坂慶子)
- 万太郎の祖母
- 夫と息子(万太郎の父)を亡くし、造り酒屋「峰屋」の女将として切り盛りしている
- 厳しくも愛のある人物
ヒサ(広末涼子)
- 万太郎の母
- 病に伏せており、綾や万太郎を育て上げられずに先立ってしまうことを感じている
綾(佐久間由衣)
- 万太郎の姉
- しっかり者
- 幼少期は太田結乃、高橋真彩が演じる
竹雄(志尊淳)
- 峰屋の番頭の息子で、万太郎の目付け役
- 万太郎に何かあったら竹雄の落ち度であるとタキから言われている
- 幼少期は井上涼太、南出凌嘉が演じる
豊治(菅原大吉)
- 峰屋の分家
- 本家に良い感情を持っていない
坂本龍馬(ディーン・フジオカ)
- 万太郎が天狗と信じた人物
第1週のあらすじ
由緒ある造り酒屋「峰屋」に生まれた万太郎は、跡取りなのに体が弱く熱がよく出寝て込むことが多い。
そんな体の弱い万太郎に対して、分家の豊治が「生まれてこない方がよかった」と話しているのを万太郎が聞いてしまう。
万太郎は悲しい気持ちで裏山へ行き、天狗(坂本龍馬)と出会う。
天狗は万太郎に、命の大切さ、人は勤めを持って生まれてきた、なりたいものになれ、と説く。
バイオウカレン
万太郎を探しに来たヒサ(母)と再会した万太郎の足元に、ヒサの一番好きな花であるバイオウカレンの花が咲いていた。
万太郎はヒサから、春になると花を咲かせるという命の不思議さを聞かされる。
万太郎に花の名前を聞かれるも、ヒサは「名前はわからない」とほほ笑んだ。
ヒサが病に勝てず命を落とした後の春、万太郎はバイオウカレンの咲いていた場所で再び花が咲いているのを見つけた。
そのとき万太郎に、天狗の言った言葉「さあ望みや。おまんは何がしたいがぜよ。」がよぎる。
「わしは、この花の名前が知りたい!」と、万太郎は自分の進む道を拓いていく。
山椒もちとは?
参照:NHK
万太郎が裏山で、天狗こと坂本龍馬(ディーン・フジオカさん)に手渡したのが山椒もちでした。
ドラマの中では茶色がかった丸い形をしていて、柏餅のような葉っぱで包まれています。
山椒もちは、槙野富太郎が生まれた高知県佐川町で昔から食べられていたお菓子。
もちに山椒の粉と黒砂糖を練り込み、山椒の香りとピリッとした辛さが特徴です。
中にあんは入っていません。
現在の佐川町では家庭で山椒もちを作る人がいなくなり、山椒もちを販売する和菓子店も見かけないそうです。
「らんまん」をきっかけに、山椒もちを復活させる計画もあるようですよ。
ちなみに、京都の老舗和菓子店「俵屋吉富」では、夏に「さんしょもち」というひと口サイズのものを販売しています。
⇩こちらが「らんまん」で使われた山椒もちです⇩
https://twitter.com/asadora_nhk/status/1642814194159329282?s=20
こしき倒しとは?
イメージ写真
甑(こしき)倒しとは、酒造りの工程に大切な醪(もろみ)の仕込みの総仕上げのこと。
こしき倒しの日は、無事に仕込みが終わったことを祝う風習があります。
酒造りにおいて最も重要な工程のため、こしき倒しは造り酒屋にとって大切な日です。
「らんまん」の中でも、半年間働いてくれた蔵人たちを労い、盛大に祝宴をあげていました。
また甑とは、米を蒸すために釜に添えつけて使う道具のこと。
仕込みが終わると甑が不要になり、片付ける際は甑を横に倒して洗うため「こしき倒し」と呼んでいます。
まとめ
「らんまん」には土佐弁や土佐の食べ物も多く登場しています。
今回ご紹介した、山椒もちを知らない人も多かったのでは?
こしき倒しの祝宴では、土佐名物の皿鉢料理も出ていましたよ。
「らんまん」をきっかけに、土佐料理に興味を持つのも楽しそうですね。